人類最古級の殺人の証拠? 40万年前の骨に「致命傷」
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人類最古級の殺人の証拠? 40万年前の骨に致命傷:朝日新聞デジタル
要約
スペインと米国の研究チームが論文を発表した。
40万年以上前の傷痕のある人類祖先の頭骨がスペインの洞窟で発見された。この傷がもとで命を落とした可能性が高く、傷口の形状や治癒の痕跡がないことなどから、人類最古級の殺人の証拠とみられるという。
これまで、ネアンデルタール人や現代人の祖先に殺人の可能性が指摘されている。約80万年前のスペインの人類祖先の骨には、人肉食の習慣があったとみられている。
疑問
何が原因で殺人が起きたのか。
考え
現代では殺人は怨恨や金銭面のため、起こることが多い。
しかし、原始時代の殺人はどうであろうか?例えば、食糧危機などに襲われている場合、消費量を減らすため、殺人を行ったかもしれない。それどころか食人により飢えを凌いだ可能性もある。また、殺人文化やカニバリズムがあったのかもしれないし、儀式のための生贄となるために殺された可能性もある。
こういったことをさらに研究することによって、原始時代の人間の明らかになっていない文化がわかるかもしれない。
その他
スペインには世界遺産にもなっている古代壁画で有名なアルタミラ洞窟があることから、環境や風土が適切でスペインには考古学的資料が山積している可能性が高いとみられる。今後もさらなる研究がスペインを舞台に繰り広げられると推察できる。